プレス機器用既設ダブルバルブ
モニタ付ダブルバルブなら故障しても、
・故障検知機能
・再起動防止機能
を搭載しているので、安心して操業が可能です。
CF-EP付- 3/8~1"
クロスフローⓇ サイズ4
①現象: 非通電時の排気口からのエア漏れ
パッキン破損によるエア漏れではありません。ダブルバルブの片側弁体が復帰不良で、"開放状態"になっているという危険信号です。モニタ無ダブルバルブの場合、この状態でもソノレノイドに通電すれば、バルブは作動し、プレスが起動してしまいます。シングルバルブの単独使用と同じ状態なので、大変危険です。
②処置:
このエア漏れが発生した場合、直ちに正常なバルブと交換、或いは点検・修理を行って下さい。予備品を用意していれば、不具合のバルブをだましだまし使用することなく、安心してプレス作業が行えます。
③こんな場合は?
・ダブルバルブが高所に設置されている場合
・周囲の騒音が大きい場合
エア漏れした状態で、プレスの運転を続けていませんか?もう一方の弁体も戻らなくなったら、事故になりかねません。
④対策:
モニタ付ダブルバルブの場合、故障時にはバルブが作動せず、プレスは起動しません。また、電気信号を外部出力することで故障の早期発見が可能です。
シングルバルブ | ダブルバルブ | |
モニタ無 | モニタ付 | |
シングルバルブは復帰不良になると、電源を切断しても給気のままで、排気しない。 | ||
ダブルバルブなら片側弁体復帰不良でも排気する。 | ||
モニタ無しでは、再起動してしまう | モニタ付なら再起動しない |
シングルバルブとダブルバルブの機能比較
バルブの種類 | シングルバルブ | ダブルバルブ | ||
モニタ無 | モニタ付 | |||
片側弁体故障時 の動作 | 排気⇒プレス停止 | × | ○ | ○ |
エア漏れ | × | ○ | ○ | |
再起動防止 | × | × | ○ | |
故障検知 | × | × | ○ | |
安全性判定 | × | △ | ◎ |